「人間力を鍛える」ための勉強。
多くの塾でよく聞くセリフです。
私が過去に勤めていた
ある学習塾でも
似たようなセリフを使っていました。
私個人として思うことは
勉強を通して「人間力を鍛える」
というのは難しい部分が
多いのではないかということです。
高校生にとって
「人間力を鍛える」とは、
結局のところ、
勉強ではなくて、
部活動や学校行事といった、
自分以外の他の生徒との関わりを通して
学ぶことが多いと思うのです。
もちろん、ある教科の学習を通して
一つのことをじっくりと考え続けることで
「人間力を鍛える」ことが
出来るのかもしれません。
次から次へと与えられる課題を
処理することで
「人間力を鍛える」ことも
出来るのかもしれません。
定期テストで自分が目指した
点数が取れたや
自分にとっての挑戦校に
合格出来たのような自信により
「人間力を鍛える」ことに
繋がったという人もいるかもしれません。
しかし、たとえそれが
事実であったとしても
「人間力を鍛える」という言葉を、
私自身は使うことを避けています。
そもそも勉強というものは
一生懸命に努力を継続すれば、
一人ひとり形は異なりますが、
「人間力を鍛える」ことに
繋がるのではないかと…
だからこそ私は、
人それぞれで異なる
「人間力」という抽象的な言葉を
使うことを避けるのです。
秦野英語塾の授業で言えば、
「高校のテストで役立つ勉強」
「資格試験に合格するための勉強」
そして最終的にはもちろん、
「大学に合格するための勉強」です。
正直に申し上げると、
それらが将来、
生徒一人ひとり、
どのように役立つことになるのかは
分かりません。
しかし、多くの高校生にとって、
「大学進学には確実に役に立つ」
という授業を行っているのは
間違いありません。
「人間力」といった遠い将来のこと、
抽象的なことではなく、
前の目標を達成するための授業、
目の前に立ちはだかる壁を
乗り越えるための授業を。
それを忍耐強く継続し続けるのが
秦野英語塾での指導です。