サービスを受ける人とお金を支払う人は同じです。
美容院でも整体院でも同じです。
しかし、学習塾は異なる。
サービスを受けるのは生徒。
お金を支払うのは保護者。
このズレが多くの学習塾を生み出しています。
「成績を上げなくても存在できる塾」を。
「優しい、楽しい、(安い)」
これがあれば、サービスを受ける生徒は満足。
「辞める」など言うことはそうありません。
「塾が楽しい。勉強もやっている。」
保護者の前で生徒は言うことでしょう。
保護者もそう言われれば満足します。
「この塾に入れて良かった。」
そのように思うのも頷けます。
しかし…です。
塾に入って最初のテスト。
点数が全然上がらない。
結果が全く出ない。
「あれ?塾に行ってるはずなのに…」
疑問が生まれ始めます。
しかし当の本人は楽しそうに通っている。
イヤイヤなそぶりなど見えない。
「少し様子を見てみよう」
次のテストもその次のテストも結果が出ない。
成績は上がるどころか、下がり続けている。
最後には保護者が痺れを切らして退塾申請。
生徒と親のズレを利用する塾。
これにより売り上げを立てている塾、
かなりあるのではないでしょうか?
しかし、です。
お金を払っているのは保護者様。
最終的な決定権を持っているのも保護者様。
生徒が通いたいと懇願をしても
保護者が支払いを拒めば、
生徒は退塾しなければなりません。
ではその保護者様に満足してもらうにはどうする?
もう答えは出ていますよね。
「成績を上げること」です。
授業を面白く工夫しています。
ねぎらいの言葉をかけたりもします。
これが必要な時がもちろんあります。
しかしそれを行うのは
保護者様が望んでいる目的のためなのです。
生徒の成績を上げるために行なっているのです。
「楽しい」「優しい」
これが目的ではいけません。
お金を支払う保護者が最後に望むことではない。
保護者様は本当に子供のことを思っています。
子供の将来を思い、子供のためになる塾を探します。
そう、たとえそこが鬼のように厳しい
と言われる塾でも選ぶのです。
全ては子供の輝かしい未来のために。