集団授業と違い、個別指導は簡単ではないか?
「指導」の面では個別指導は楽かもしれません。
生徒が中学生で、教材があれば大体教えられます。
学生アルバイトが主流なくらいですから。
一方で、集団授業はプレゼン能力が必須です。
生徒相手のため、工夫をしなければ
話など聞いてはくれません。
授業準備は個別指導の20倍。
経験値を積み上げる必要があります。
よって単純に「指導」の面では、集団授業の方が
圧倒的に心理的にも経験的にも
ハードルが高いです。
それでも集団授業の方を選んで開業したのです。
「個別指導は学生アルバイトでいいから
楽なのでは?」
「授業はバイトに任せて経営に専念しては
どうだろうか?」
そのように思われるかもしれません。
しかし、学生を雇うには、お金も時間もかかります。
開業初期から人件費を発生させるのは難しいのです。
さらに大学生を雇ったとしても基本的には4年。
大学院まで進学したとしても6年。
就職のために辞めてしまいます。
学習塾の根幹である授業を人任せ、
楽を求めるようなことをすれば、
人手不足問題が生じる。
バイトの穴を埋めるため、
自分自身が授業を行うことになる。
それなら、最初から人を雇うということはせず、
自分自身の集団授業スキルを活かした方が
良いのではないか?
人件費は全くもってかからないのですから。
個別指導の学生アルバイトは辞めてしまう。
すると塾の授業品質は0になってしまう。
新しく採用しても、もう一度研修が必要になります。