負荷が少ないと成長も少ない!
「楽しみながら勉強!」
「ゲーム感覚で暗記!」といった
教材やサービスが多くあります。
それらを否定するつもりは
全くありません。
私自身、
そういうフレーズを用いて、
授業を進めることもありますから。
ただ、そういうものは、
最初のとっかかりとしてのみ…
ということが多いような気がします。
「定期テストで高得点を取るには…」
「大学受験で志望校に合格するには…」
そういったことを考えるときには、
「ずっと楽しいだけの勉強」や
「ゲーム感覚を持っての勉強」を
続けていても、
結果を出すのは難しいと思うのです。
もちろん、「楽しい」という気持ちを
否定するつもりもありません。
「勉強が楽しい」と
前向きに思ってくれるのであれば
私としては嬉しい限りですから。
マラソンの坂道トレーニングで
考えてみることにします。
軽い坂でこのトレーニングをしても、
足の筋肉はあまりつきません。
筋肉的に辛いと感じるくらいの
負荷がかかるからこそ、
筋肉は強くなると思うのです。
無理のないペースで続けていても、
ある程度の脚力で
成長は止まってしまうでしょう。
ある一定ラインを超えるだけの
記録を狙いたいのであれば、
苦しみに耐えていかなければ
ならないだけのトレーニングを
やらざるを得ない段階が必ずきます。
(自分自身への戒めとして書いています…)
学力もまさに同じことで、
「辛い」「嫌だ」と感じるような
学習に取り組んでこそ、
実力が伸びる段階があると思うのです。
本気で成績を上げたいのであれば、
それこそ完璧に覚えきるまで
地道な暗記を続けたり、
なぜ答えがこうなるのか、と、
ひたすらに頭を働かせて考えたり、
何度間違えても
自分自身で答えを出すことが
できるようになるまで
何度も何度も解き直したり。
そのような決して楽ではない、s
負荷のかかる勉強が
必要な時があると思うのです。
さて、本当に時代遅れとも言える
内容の記事を書いてしまいました。
この内容に
共感していただける人は
なかなか少ないかもしれません。
「本当に昭和的だな…」
そう思われてしまう可能性も
あるとは思いながらも、
自分自身、大切な考えだと思い、
書かせていただきました。