秦野英語塾で重視していることがあります。
それが「圧倒的な演習量」なのです。
「演習よりたくさん授業をしてほしい。」
「演習時間にお金を払うのは勿体無い。」
このようなご意見をお持ちの方もおられます。
この意見の根底には、
「お金を払ってまで塾で演習する必要ある?」
という疑問があると思います。
そのお気持ち、分かります。
しかし、生徒の成績上昇は私の使命です。
そのために、他の何よりも大切な事。
それが「問題演習をたくさん行うこと」です。
その理由について説明します。
まず、塾に期待することの一つには
「授業がわかりやすいかどうか」
というものがあります。
例えば、体験授業から
帰ってきて聞くと安心しますよね。
「授業が本当に分かりやすかった!」と。
授業の分かりやすさについては
私もよくお褒めの言葉を頂きます。
大手塾・予備校時代には
大勢の前で授業をしておりましたので。
そのように言って頂けるのは
本当にありがたいことです。
しかし秦野英語塾では、
分かりやさはセールスポイントではありません。
分かりやすい授業を受けたからといって
必ずしも成績が上がるとは限らないからです。
勉強は頭を使うものだからこそ、
誤解されやすいのです。
「分かれば出来るようになる」と。
…勉強出来ないのは、理解していないからだ。
…分かりやすく教えてもらえば理解出来る。
…理解出来れば問題が解ける。
そして点数も成績も上がる!
このように考えてしまいます。
しかし、冷静に考えてみると分かります。
例えば、スポーツ。
有名野球選手による
「ヒットの打ち方」
のような動画を見て学びます。
さて、それを見ただけで、
ヒットが打てるようになるのでしょうか。
当然ですが、打ち方を習っただけでは
ヒットが打てるようにはなりませんよね。
打ち方をよく見て学び、その後素振りをして、
そして実際に何度も打ってみる。
つまり、たくさんの練習をする。
練習して初めて習った知識と技術が
自分のものとして定着するのです。
インプットだけでは力になりません。
アウトプットがあってこそ
分かりやすい指導が活きるのです。
勉強にも同じことが
言えるのではないでしょうか。
どれほど分かりやすい説明を聞いて、
その瞬間で理解していたとしても、
あくまでインプットをしただけなのです。
最悪の場合には
「出来た気になっているだけ」
という可能性もあります。
実際に問題演習をしてみる。
そして習ったことが身についているのか
自分で確認をして、そして知識を定着させる。
その時間が必要です。
だからこそ「問題演習の時間」が大切なのです。