「一人一人に合わせた個別指導の方が良いのでは?」
勉強が得意な生徒もいれば、そうでない生徒もいます。
そうでない生徒をどう伸ばしていくか?
徹底的にやらせ込むしか方法はありません。
マンツーマンで優しく、手取り足取り教えたところで
勉強はなかなか進みません。
個別指導であれば質問にすぐに答えられる?
確かにそういう利点もあるかもしれません。
しかし、個別指導には最大の弱点があります。
塾に強制的に来させることが難しいのです。
個別指導は「月に8回授業で20000円」
などの料金設定になります。
塾に来させる度に受講料を頂く必要がある。
よって強制的に来させることが出来ません。
「無料でいいから毎日おいで」など絶対に言えません。
週に4日の通塾で受講料を払っている生徒もいますから。
「自習なら授業でないから無料だよ?」
そのように言って生徒を呼んだとします。
その状況で生徒が質問に来たらどうするのでしょうか?
質問に来ても何もしない?
それは難しいですよね。
しかし質問に答えたら言われる可能性があります。
「正式な授業との違いは何?
こちらは月謝払っているのに!」と。
個別指導は授業と補習・自習の
ライン調整が難しいのです。
「テスト基準に達していないから毎日通塾!」
などとズバッと言うことが難しい形態なのです。
「成績を上げて生徒を集める」
これは自分の生活を確保するための絶対防衛ライン。
仕事を「成績を上げる」ことに絞れば、
他の仕事を省けるようになります。
集団授業は、月謝が発生する授業と、
月謝が発生しない補習や自習の形が明確です。
その間の違いに説得力があり、納得感がある。
黒板を使って解説を聞くのが月謝が発生する授業。
一人で問題を解くのが月謝が発生しない自習・補習。
だから生徒を毎日強制的に呼べるのです。
専用のスペースで毎日自習させることが出来る。
それが集団授業であり、私の塾運営の形態なのです。
全く勉強をしない生徒が毎日勉強するとなると、
周りが驚愕するほどに成績が上がります。
そもそも1回の授業で生徒が得ることが出来る
知識など高が知れています。
それは集団授業の予備校であろうと
個別指導の塾であろうと全て同じ。
授業以外でどれほど勉強させられるか…
これこそが成績上昇の鍵となるのです。
「自宅で勉強しないと成績は伸びませんよ。」
講師がよく言うセリフです。
「家でやらないから塾に通わせているのよ!」
お母様、お父様は思われているかもしれません。
「自習にいつでも来ていいですよ。」
これで自習に来るわけがありません。
「テスト前は塾に勉強しに来てください。」
「学校から塾へと直行です。終わるまで自習です。」
このように言えなければ成績など上がりません。