先日、ある高校1年生のみなさんに
6月に行われる定期テスト対策として
英文法のプリントを渡しました。
その数、合計で11枚。
過去に演習をしている
問題ということもありましたが、
全員がかなりのスピードで
終わらせてくれたのです。
「ゆっくりと、じっくりと解く」ことが
大事となるような問題もあります。
高校3年生が取り組む、
抽象度の高い英文読解問題などが
これに当てはまるかと思います。
しかし、定期テスト勉強では
「多少粗くとも、早く終わらせる」
という勉強が大事と感じます。
早く終わらせようと思い、
その問題に取り組めば、
その分、他の問題に
多く触れることになります。
ダラダラと時間を
無駄にしてしまうことも
少なくなるでしょう。
また、問題によっては英作文など、
「学校の定期テストでは
答えを覚えてしまった方が早い問題」
というのも、数多くあります。
まさに勉強時間の短縮に
つながる結果となるでしょう。
そして、早く問題を
解き終えることができれば、
その分だけより早く
自分自身の抜けている穴を
見つけることもできるのです。
定期テストで点数を上げるには、
テスト範囲の穴を
どれだけ埋められるかが大事。
穴を埋めるには、
まず穴がどこにどれほどあるのかを
自分自身で見つけていかなければ
なりません。
教科書の問題、ワーク、プリント、
それらを素早く
終わらせることができるのであれば、
より早く穴を発見して、
穴埋めの時間を
多く取ることができるのです。
当然、たくさんの穴埋めをした生徒が
定期テストでは高得点を取ります。
先日授業を受けた
高校1年生のみなさんは、
まさに点数を稼ぐための
正しい勉強法を
実施してくれていたと思います。
繰り返しとなりますが、
思考力を鍛えたりするような場合では
「ゆっくりと、じっくりと」
という勉強が大事だと思います。
しかし、今、高校1年生が
取り組んでいる勉強は
「定期テスト勉強」であり、
勉強している理由は
「定期テストで高得点を取るため」
なのです。
「多少粗くとも、早く終わらせる」
という意識で
どんどんと勉強に
取り組んでほしいと思います!