勉強の「やり方」が分からない。
非常によく聞くセリフです。
勉強の「やり方」が分からないから
成績が上がらない…
たしかにそれも一理あるかもしれません。
しかしそのセリフを言った本人に話を聞くと、
ほとんどの場合、勉強時間が足りていません。
机に向かっている時間は確かにある。
ただ、解いている問題量が
圧倒的に少ないのです。
友人の数学講師が使う言葉があります。
「勉強体力」です。
これは文字通り勉強をする上での
体力を意味する言葉ですが、
勉強を続けることが出来る時間を
表しているとも言えます。
集中力が持続する時間でもあり、
忍耐力が保つ時間でもあります。
「勉強体力」を身に付けるためには
ある程度の勉強が必須です。
そして、それを持ち合わせていない限り、
いくら正しい勉強の「やり方」を実践しても、
すぐにボーっとしてしまったり…
ペン回しをして遊んでしまったり…
または机に突っ伏して寝てしまったりする。
そのような状態で「やり方」が分からないから
「やり方」を探す、などのことをしても
ハッキリ言って結果は何も変わりません。
効率のいい「やり方」とか、
マジックのような「やり方」を探す前に…です。
やることがあるのではないでしょうか。
出来る限りの時間、勉強に挑戦する。
想像出来ないほど長時間、勉強する。
自分自身の限界を超えようと勉強する。
まず、それだけのことをやってみる。
それでも成長を感じないのであれば
そこで勉強の「やり方」を考えればいい。
…これはあくまで私の予想になりますが、
自分自身覚悟を決めて勉強を続けていけば、
この先で「やり方」探しをすることなど
ないのではと思います。
この時点でもう勉強の結果は出ているはずです。
自分自身の「やり方」も見つかっているはず。
「やり方」で困ることなどありません。