経営者としての修行期間

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開業して数年は誰であろうとも

修行期間であると私は思います。

フランチャイズで研修やサポートが万全?

生徒に満足してもらえる対応が可能?

大手塾勤務だったので授業には自信?

生徒の集客方法を理解済み?

たとえそうだとしても、それでもです。

それでも誰もが初心者なのです。

経営者としての経験値がないのです。

例えばチラシに関して、

制作、配布、問い合わせ、効果測定、改善、

全ての流れを自分の責任で行ったことがない。

会社員であればその一部をこなせばよかった。

その一部だけ出来れば昇進、給料上昇でした。

しかし、経営者の相手は全体なのです。

タウンニュースの記事作成など、

一部を外部に任せるかもしれません。

それでも経営者は全体を把握して

いかなければなりません。

これは私にしか出来ないことなのです。

チラシ作成、人の雇用、人の解雇、

契約更新、契約解除などなど

会社員時代、何も行なったことがありませんでした。

新しい挑戦の連続なのです。

全て私が決断しなければならないのです。

経営者は毎日が決断の連続です。

私が決断しなければ、塾の進歩はありません。

生徒が困ることになってしまいます。

会社員として働いてきた私は決断をする訓練を

本当にほとんど受けていない。

「こういう場合はすぐ電話」などの

マニュアルがあった。

電話対応が上手く、評価されることもあった。

しかし、経営者になった後は

そもそも「電話するのかどうか」から、

私が決めなければなりません。

会社にはマニュアルがあります。

しかし、経営者のマニュアルはないのです。

私が自分自身で判断して、自分自身で

責任を取っていかなければならないのです。

しかも最速の判断で。

この時代、判断が遅い経営者は生き残れない。

この社会で生き残るために、

判断の訓練、責任を取る訓練を

積まなければならないのです。

経営者として成長するためにはまず3年。

自分自身がセンスある経営者であるとは

全くもって思えません。

自分の生活が成り立ちそうだと思えるまで

まだまだ時間がかかります。

そしてそこから先も勉強の連続になるでしょう。

甘い言葉にだまされてはいけない。

甘い言葉にのって成功をつかめるのは

センスがある人だけ。

仮に収益が安定させることが出来ても、

私が経営者としての成長がなければ

私の塾は将来すぐに衰えてしまう。

経営者として必要不可欠な

決断力と責任力の訓練をし続けるのです。

この点において、私はフランチャイズ加盟店で

なくてよかったと思っています。

何か上手く行かなかった時に

「本部が悪い」と考えてしまうでしょう。

本部からのアドバイスにより、

判断の機会が奪われてしまったことでしょう。

自分一人での開業は、

上手く行ってないと素早く判断して、

素早く次の一手を打たなければならない。

生徒数0を経験して、

深く傷つき深く反省をした。

早く資金回収し、投資をするなど出来るのは、

本当にセンスある経営者だけです。

そういう人は塾業界でなくても成功します。

凡人は凡人らしく、経営者としての

訓練を続ける必要があるのです。

開業資金とランニングコストを抑えて

修行期間とする3年を耐えたいと思います。

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