さて、自宅兼学習塾がナシな理由は
他にもあります。
「趣味の域から抜け出すことが出来ない」
という理由です。
自宅を塾のために大金費やして
リフォームをする。
学習塾仕様にする。
そこまでするなら話は別です。
使ってない一室を使って、
自分の生活をほとんど変えずに
塾経営をしている人、多いですよね。
趣味の域から抜け出せていません。
これには最大の弱点があります。
「生徒視点にたてないこと」です。
仕事としてやるなら
必ずやらなければいけないことです。
自分の都合に関係なく、生徒のために
時間も精神も労力も全てつぎ込まなければ
なりません。お金にならない訳ですので。
生徒・保護者が何を求めているのか、
必死になって考えなければいけないのです。
さて、次です。仕事をする上で
大切にしなければいけないものがあります。
仕事場、つまり店舗の雰囲気です。
学習塾であれば、校舎に入った瞬間から
「よし、今日も集中して勉強するぞ！」
と生徒に思わせるような空気感です。
どうやら私の塾にもあるようなのです。
「皆が勉強している雰囲気が気に入った」
そのように言ってもらい、入塾につながった
ケースが過去にあります。
「入った瞬間に勉強モードになる空間」
これを作り出さなければなりません。
余計なものを置かず、勉強以外何もやらない
ように仕向ける雰囲気を作るのです。
これが自宅兼学習塾だと正直難しい。
どうしても生活感が出てしまうのです。
当然です、実際生活していますから。
私の靴。私の鍵。私の傘。私の鏡。
まるで友達の家に遊びに来たかのよう…
どう考えても学習に立ち向かうモードに
入るような環境ではない。
生徒がスパッと切り替えられる
空気感が存在しない。
学習塾も商売でです。
そうである限りは、日常の空気感と
同じにしてはいけないと私は考えます。